ワイルドロケット(セルバチコ アルグラ)の育て方
ワイルドロケット(セルバチコ アルグラ)の育て方のポイントは? | グリーンマーケット編集部
ワイルドロケット(セルバチコ アルグラ)を種から育てる方法をご紹介!育てやすい環境、種まきの時期や収穫時期、保存方法、ワイルドロケット(セルバチコ アルグラ)に寄ってくる害虫についてご紹介します!
ワイルドロケット(セルバチコ アルグラ)とは?
アルグラやセルバチコとも呼ばれるワイルドロケット(セルバチコ)は、ルッコラの野生種(原種)とも呼ばれ、濃緑色の鋸歯状の葉が特徴の葉野菜です。和名では、「ロボウガラシ」とも呼ばれています。ゴマのような風味とピリッとした味わいはサラダロケットよりも強めなのが特徴です。ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、美肌効果が期待されています。
ワイルドロケット(セルバチコ アルグラ)の育てやすい環境
ワイルドロケット(セルバチコ アルグラ)は日当たり・風通しの良い屋外を好み、比較的寒さに強い植物です。
ワイルドロケット(セルバチコ アルグラ)の種まき
ワイルドロケット(セルバチコ アルグラ)の種まき時期は2月~9月で、発芽適温(芽を出すために適した温度)は15℃~20℃です。
1.土が乾燥していると発芽しにくいので、種を播く前にたっぷりと水をかけましょう。
2.種が隠れる程度の深さに筋まきまたは、ばらまきします。
3.種まき後は土の表面が乾燥しないよう、土の表面に水やりをしましょう。
ワイルドロケット(セルバチコ アルグラ)の育て方(発芽後)
発芽して本葉が2枚~3枚になってきたら、大きくなりそうな苗を残して3cm〜5cm間隔に間引きます。間引いたワイルドロケット(セルバチコ アルグラ)は、そのままサラダや料理の付け合わせとして食べられます。セルトレー・ポットの場合は、背丈が約5cm頃、株間20cm~30cmで定植します。
ワイルドロケット(セルバチコ アルグラ)栽培の注意点
夏の暑い時期に弱く、葉が硬くなりとう立ちしやすい可能性があるので半日陰で育てるとよいです。
ワイルドロケット(セルバチコ アルグラ)の収穫時期
収穫開始の目安は、種まきから40日~50日程度です。夏場は黄色の花が咲き、エディブルフラワーとして収穫できます。また、収穫方法は下記の2通りあります。
1.株元から収穫する場合
背丈が15cm〜20cmになった頃に収穫します。
2.外葉から収穫する場合
新芽を傷つけないように、外葉だけを葉の付け根から摘み取ります。新芽を残して置けば再び収穫することができます。ワイルドロケット(セルバチコ アルグラ)は多年草(同じ株から何年も枯れずに続けて花を咲かせる)のため、長い期間収穫をすることができます。
ワイルドロケット(セルバチコ アルグラ)の病害虫
ワイルドロケット(セルバチコ アルグラ)は匂いが独特なため、虫が寄ってこないイメージがありますが、蛾の幼虫「ヨトウムシ」、コナガ、アオムシ、アブラムシの発生が稀に見られる場合がもあります。見つけしだい捕殺してください。特に葉裏につくことが多いため、こまめに確認しましょう。
その中でも、特にヨトウムシには注意してください。日中は土の中で眠っていますが、「夜盗虫」という名の通り夜になると活動を開始します。野菜の葉脈を残して、やわらかい部分の葉をほとんど食べつくしてしまうため、一晩で丸坊主になることもあります。
ワイルドロケット(セルバチコ アルグラ)の保存方法
ワイルドロケット(セルバチコ アルグラ)は乾燥に弱い植物のため、収穫後はすぐに食べることがおすすめです。難しい場合は冷蔵または冷凍で保存できます。
●保存方法(冷蔵)
冷蔵での保存方法は下記の2通りあります。保存期間は1週間程度です。
・水を入れたコップに根元を差し込んで、ビニール袋に入れます。
・ペーパータオルを水で濡らして、根元を包んでビニール袋に入れます。
●保存方法(冷凍)
冷凍での保存期間は1ヵ月程度です。
1.熱湯に塩を加えてさっと茹でて、冷水につけます。
2.水気を絞って食べやすい大きさに切り、ラップに包みます。
3.保存袋に入れます。
ワイルドロケット(セルバチコ アルグラ)の楽しみ方
ゴマの風味とピリッとした辛みが特徴で、サラダに混ぜるとおいしくいただけます。ペーストにしてパンやパスタとも相性が良いです。また、炒め物やおひたしでもおいしくいただけます。黄色の花はエディブルフラワーとしても楽しめます。
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