フェンネル(フローレンスフェンネル)の育て方
フェンネル(フローレンスフェンネル)の育て方のポイントは? | グリーンマーケット編集部
フェンネル(フローレンスフェンネル)を種から育てる方法をご紹介!育てやすい環境、種まきの時期や収穫時期、保存方法、ディル(晩抽性)に寄ってくる害虫についてご紹介します!
フェンネル(フローレンスフェンネル)とは?
フェンネル(フローレンスフェンネル)は、地中海エリアで古くから愛用されているハーブです。古代ギリシャのローマ時代から食用や薬用に広く利用されてきました。甘くさわやかな香りが特徴です。草丈は1.5m〜2mほどになります。
フェンネル(フローレンスフェンネル)の育てやすい環境
フェンネル(フローレンスフェンネル)は日当たり・風通し・水はけの良い場所を好みます。
フェンネル(フローレンスフェンネル)の種まき
フェンネル(フローレンスフェンネル)の種まき時期は、3月~5月または9月〜10月で発芽適温(芽を出すために適した温度)は20℃前後です。
1.土が乾燥していると発芽しにくいので、種を播く前にたっぷりと水をかけましょう。
2.30cm間隔で直播き(または点まき2~3粒)します。
3.種まき後、5日〜10日くらいで発芽します。それまでは、土の表面が乾燥しないよう土の表面に水やりをしましょう。
<栽培のポイント>
フェンネル(フローレンスフェンネル)は直根性(根っこが地中深く枝分かれすることなく、まっすぐに伸びていく性質のこと)で移植を嫌う植物です。できるだけ植え替えはせずに、種まきの段階から、なるべく通気性のよい大きめのプランターへ直接まくようにしてください。万が一根詰まりを起こしたりなど止むを得ない場合は、根を傷めないように優しく取り出して植え替えてください。
フェンネル(フローレンスフェンネル)の育て方(発芽後)
発芽して本葉が4枚前後出てきたら、大きくなりそうな苗を残して間引きます。間引きしたフェンネル(フローレンスフェンネル)は食べられます。表面の土が乾いたらたっぷり水をかけましょう。
また、フェンネル(フローレンスフェンネル)は草丈が1.5m〜2mにもなる植物なので、必要に応じて支柱を立ててあげてください。
フェンネル(フローレンスフェンネル)の栽培の注意点
同じハーブのパクチー(コリアンダ)やディルの近くで育てると交雑してしまい香りが弱まります。また、トマト類や豆類と混色すると成長を妨げてしまうので、距離を空けた場所で育てましょう。
フェンネル(フローレンスフェンネル)の収穫時期
根元の部分(バルブ)を収穫する場合は、根元の白い部分が3~4cmの直径になると土で覆います。根元の部分(バルブ)を収穫する場合は、根元の白い部分が3~4cmの直径になると土で覆います。
フェンネル(フローレンスフェンネル)の病害虫
フェンネル(フローレンスフェンネル)には、キアゲハの幼虫カメムシや青虫類が稀に発生する場合があります。こまめに確認して見つけしだい捕殺しましょう。
フェンネル(フローレンスフェンネル)の楽しみ方
バルブ(白い根部分)をスライスしてサラダに混ぜると、アニスのようでセロリにも似た香りが加わります。薄くカットしてコンソメスープなどに入れたり、煮込み料理に使うと香りに甘味が増しておいしくいただけます。