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ディル(晩抽性)の育て方のポイントは? | グリーンマーケット編集部

ディルの画像

ディル(晩抽性)を種から育てる方法をご紹介!育てやすい環境、種まきの時期や収穫時期、保存方法、ディル(晩抽性)に寄ってくる害虫についてご紹介します!

 

ディル(晩抽性)とは?

ディル(晩抽性)は、ヨーロッパで古くから料理などに使われているポピュラーなハーブで、細長い緑色の葉が特徴です。背丈は70cm以上になります。dill(ディル)の語源には、古い印欧語で「なだめる」「穏やかにする」を意味する「dilla」に由来する説があるそうです。

 

ディル(晩抽性)の育てやすい環境

ディル(晩抽性)は日当たり・風通しの良い場所を好みます。暑さに強いハーブですが、夏の暑い時期は水切れを起こさないようにしましょう。

 

ディル(晩抽性)の種まき

ディル(晩抽性)の種まき時期は、3月~5月または9月〜10月で発芽適温(芽を出すために適した温度)は20℃前後です。

開花時期は5月〜7月で、花が咲き終わった10月頃には種が付き始めて徐々に枯れていきます。長く収穫を楽しむ場合は、9月〜10月にまくのがおすすめです。

1.土が乾燥していると発芽しにくいので、種を播く前にたっぷりと水をかけましょう。
2.20cm〜30cm間隔で直播き(または点まき3~4粒)します。
3.種まき後、10日〜2週間で発芽します。それまでは、土の表面が乾燥しないよう土の表面に水やりをしましょう。

 

<栽培のポイント>

ディル(晩抽性)は直根性(根っこが地中深く枝分かれすることなく、まっすぐに伸びていく性質のこと)で移植を嫌う植物です。できるだけ植え替えはせずに、種まきの段階から、なるべく通気性のよい大きめのプランターなどへ直接まくようにしてください。万が一根詰まりを起こしたりなど止むを得ない場合は、根を傷めないように優しく取り出して植え替えてください。

 

ディル(晩抽性)の育て方(発芽後)

発芽して本葉が4枚〜5枚出てきたら、大きくなりそうな苗を残して間引きます。間引きしたディル(晩抽性)は食べられます。表面の土が乾いたらたっぷり水をかけましょう。

 

ディル(晩抽性)の栽培の注意点

同じハーブのフェンネルの近くで育てると、交雑してしまい香りが弱まるので、距離を空けた場所で育てましょう。

 

ディル(晩抽性)の収穫時期

種まきから50~60日が収穫開始の目安です。背丈が70㎝以上まで伸びるので、収穫初期は株の充実を図りつつ枝先を収穫していきます。種を収穫する場合は、種が茶色になった頃に行います。

 

ディル(晩抽性)の病害虫

ディル(晩抽性)には、アゲハチョウの幼虫が稀に発生する場合があります。こまめに確認して見つけしだい捕殺しましょう。

 

ディル(晩抽性)の楽しみ方

葉はスパイスとして肉料理や魚料理に使うのがおすすめです。サラダやマリネにしてもおいしくいただけます。黄色い花を咲かせるので、切り花としても楽しむことができます。