黒丸大根(ブラックスパニッシュラウンド)の育て方のポイントは? | グリーンマーケット編集部
黒丸大根(ブラックスパニッシュラウンド)を種から育てる方法をご紹介!育てやすい環境、種まきの時期や収穫時期、保存方法、黒丸大根に寄ってくる害虫についてご紹介します!
黒丸大根(ブラックスパニッシュラウンド)とは?
真っ黒な外皮に純白の果肉が特徴的で、直径8cm〜10cmの丸型の小ぶりな大根です。1500年代からヨーロッパで愛され続けた歴史ある在来品種で、日本でもよく育ちます。一般的な大根に比べ、若干柔らかみのある食感が美味です。
黒丸大根(ブラックスパニッシュラウンド)の育てやすい環境
黒丸大根(ブラックスパニッシュラウンド)は日当たり・風通しの良い場所で育てましょう。根が短くプランターでも栽培できるので、初心者でも作りやすい野菜です。もちろん畑でも栽培できます。プランター栽培の場合は深めのプランターがおすすめです。
黒丸大根(ブラックスパニッシュラウンド)の種まき
黒丸大根(ブラックスパニッシュラウンド)の種まき時期は、3月~4月または、9月~10月で発芽適温(芽を出すために適した温度)は20~25℃です。
1.土が乾燥していると発芽しにくいので、種を播く前にたっぷりと水をかけましょう。
2.種まきします。
●春まき(3月~4月)の場合
表土から約1cmの深さに、5cm~10cm間隔で3・4粒ずつ種まきします。
●秋まき(9月~10月)の場合
表土から約1cmの深さに、10cm~15cm間隔で3・4粒ずつ種まきします。
3.種まき後は、土の表面が乾燥しないよう土の表面に水やりをしましょう。
黒丸大根(ブラックスパニッシュラウンド)の育て方(発芽後)
<育苗のポイント>
発芽後はメリハリのある水やりを行うことで、丈夫な苗を育てることができます。「土がしっかり乾いたら、たっぷり水やりをする」この繰り返しが重要になります。
※過湿の目安は下胚軸の徒長(子葉下の軸が細く長く伸びている状態)です。
発芽して本葉が4枚~5枚になってきたら、大きくなりそうな苗を1本に残して間引きます。間引き後は倒れやすいので土寄せをするとしっかり育ちます。
<間引きのポイント>
子葉展開時に子葉の形がハート形のものを残して、奇形は間引いてください。(奇形は根の形が悪くなりやすいためです)
※本葉2~3枚目で、2本立ちにしてください。
※本葉5~6枚目で、1本立ちにしてください。
黒丸大根(ブラックスパニッシュラウンド)の収穫時期
大根の外葉が垂れて中心部の葉が開いてきた時が収穫時期です。葉長25cm~30cm、大根の直径8cm~10cmになってきた頃が食べごろです。
●春まき(3月~4月)の場合
種まきから55日~70日が収穫目安です。
●秋まき(9月~10月)の場合
種まきから70日~90日が収穫目安です。
黒丸大根(ブラックスパニッシュラウンド)の病害虫
アブラムシ、コナガ、アオムシ、ヨトウムシなどの発生が稀に見られる場合があります。見つけしだい捕殺してください。特に葉裏につくことが多いため、こまめに確認しましょう。
その中でも、特にヨトウムシには注意してください。日中は土の中で眠っていますが、「夜盗虫」という名の通り夜になると活動を開始します。野菜の葉脈を残して、やわらかい部分の葉をほとんど食べつくしてしまうため、一晩で丸坊主になることもあります。
また、コンパニオンプランツとしてのおすすめは、にんじん、マリーゴールド、ナスタチウムです。害虫を遠ざけたり、お互いの成長を助け合ったりする効果があるとされています。
黒丸大根(ブラックスパニッシュラウンド)の保存方法
収穫後の大根はそのままにしておくと、表面が乾燥してきてしまいます。ひと手間かけることで長持ちさせることができます。
●保存方法(常温)
夏以外の涼しい時期であれば、丸ごと1本を常温で保存できます。葉を切り落として新聞で包み、涼しい場所で保存しましょう。保存期間は3週間~1か月程度です。
●保存方法(冷蔵)
丸ごと1本の場合は新聞紙で包みます。保存期間は2~3週間ほどです。カットしている場合は、ラップで包みます。保存期間は1週間~10日程度です。
●保存方法(冷凍)
葉を切り落として調理しやすいようにカットして、生のままで冷凍保存袋に入れて冷凍できます。保存期間は約1か月程度です。
黒丸大根(ブラックスパニッシュラウンド)の楽しみ方
サラダ等の生食用として人気の大根です。一般の大根に比べ、若干柔らかみのある食感がたまらないです。三杯酢漬けにしてもおいしいです。皮は固めでごわつきがあるので、外皮は剥いて調理するとなおおいしくいただけます。
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