新品種のつるなし金時豆(カナディアンワンダー)を収穫しました!
株式会社グリーンフィールドプロジェクト
白井 賢太朗 Kentaro Shirai
東京都出身。2020年岩手大学農学部卒業。学生時代にスイスの有機農家さんの元で農業研修を受けた事をきっかけに農業の魅力に惹かれる。大学卒業後は、養鶏場・野菜農家さんの元で働き、2022年10月にグリーンフィールドプロジェクトに入社。自社の畑・田んぼを運営。日々奮闘中です!
こんにちは!
グリーンフィールドプロジェクトの畑と田んぼの栽培を担当している白井賢太朗です。
今年の春より、つるなし金時豆/ブッシュビーンズ/赤インゲン(カナディアンワンダー)という固定種が販売になりました。鞘をとって中の真っ赤な豆を食べます。アメリカ南部料理「チリコンカルネ」や、メキシコの豆料理には欠かせない品種のが特徴です。種の播き時は3月~7月になります。
先日、自社の畑で栽培していて収穫時期をむかえました。その様子をご紹介します!
*グリーンフィールドプロジェクトでは「自然栽培」と、やせた土を改善するための「BLOF理論」の有機肥料を使用した「有機栽培」の2つの栽培で実践しています。
つるなし金時豆(カナディアンワンダー)栽培の様子
4月下旬に種まき後、3号ポットで育苗開始。1つのポットあたり2粒種まきしました。
5月中旬に畑へ24株を2条で定植しました。株間は30cm、条間は60cmになります。
畑では、野菜がしっかり育つよう、種まきや苗の植え替え前の土づくりをしっかり行うことが大切だと感じています。今回もBLOF理論という有機栽培を使って、圃場の一部を試験として取り入れてやってみています。
※BLOF理論とは
アミノ酸・ミネラル・土壌の3つの分野に分けて考察し、科学的・論理的に営農していくジャパンバイオファーム独自の有機栽培技術です。
1ヵ月以上前に肥料を表土にまき、潅水した畑にビニールを張り、太陽熱を利用して一定期間高熱を維持する土壌処理方法「太陽熱処理」で土づくりをおこないました。
定植から1ヵ月後、6月中旬頃の様子です。実がなってきました。
7月上旬の様子です。鞘(さや)が15cmほどになってきたため収穫!1株で25鞘くらいありました。
鞘の中には5粒豆が入っていました。薄赤い豆の色です。
種の絵袋の説明にある「真っ赤な豆」の色にはなっていないかなと思い、数日太陽に当てて枯らした場合に豆の色が変化するのか実験してみました!
写真右の「鞘が枯れて茶色になった状態」だと、完熟した真っ赤な豆の色になりました。食べ比べてみるとこちらの方が濃厚でおすすめです。写真左の豆も食べられます。鞘が固いため剥きづらいかもしれません。
収穫したつるなし金時豆(カナディアンワンダー)は、店内で販売できました!
金時豆は豆類の中でも栄養価が高く、糖質とたんぱく質が主成分でビタミンB1などのビタミン類や鉄、カルシウムを多く含んでいます。そんな栄養価の高い金時豆を、自分で育てることができるのはとても貴重ですね!つるなしのため支柱いらずで簡単に育てられるのでおすすめです!