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大豆3品種を栽培しています!

株式会社グリーンフィールドプロジェクト
白井 賢太朗 Kentaro Shirai

東京都出身。2020年岩手大学農学部卒業。学生時代にスイスの有機農家さんの元で農業研修を受けた事をきっかけに農業の魅力に惹かれる。大学卒業後は、養鶏場・野菜農家さんの元で働き、2022年10月にグリーンフィールドプロジェクトに入社。自社の畑・田んぼを運営。日々奮闘中です!



こんにちは!
グリーンフィールドプロジェクトの畑と田んぼの栽培を担当している白井賢太朗です。

自社の畑で今年は大豆3種類を栽培しています。今回はその様子をご紹介します!

*グリーンフィールドプロジェクトでは「自然栽培」と、やせた土を改善するための「BLOF理論」の有機肥料を使用した「有機栽培」の2つの栽培で実践しています。

 

大豆3種類の栽培の様子


5月中旬に種まき後、3号ポットで育苗開始。

 


種まきから1ヵ月後の6月中旬に、大豆3種類を定植。空いているところは直播きしています。株間30cm、条間20cmです。
手前の品種は枝豆/大豆(フクユタカ)。大粒で黄豆の晩性品種で倒伏しにくく多収品種です。甘みやコクに優れます。

 


枝豆/黒大豆/黒豆(黒千石大豆)。北海道の原種。1970年代には絶滅しかかった幻の大豆です。

 


今年より販売開始した枝豆(千葉グリーン)!早生の白毛品種。大ぶりの枝豆をたくさんつけ、香り豊かで甘みがあります。

 


7月上旬の様子です。
手前:枝豆/大豆(フクユタカ)、中央:枝豆/黒大豆/黒豆(黒千石大豆)、奥:枝豆(千葉グリーン)。
枝豆/大豆(フクユタカ)の背丈が一番大きいです。

 


7月下旬の様子。大豆3品種の背丈を比べてみると枝豆/大豆(フクユタカ)の背丈が一番大きい!!品種によって違うのが面白いです。


枝豆(千葉グリーン)は実が大きくなってきて食べごろに!


種の絵袋には「種まきから75~90日前後で収穫期を迎えます。」とあり、種まきからちょうど75日くらいなので試し堀り!


スーパーでは枝なしで販売していることが多いですが、直売所では枝付き・葉付きで販売しているのを見かけることも多いです。枝なしより枝付きの方が鮮度が保てます!

早速収穫した枝豆(千葉グリーン)を試食。甘みがあっておいしい品種です。

 


8月中旬には、枝豆(千葉グリーン)すべて収穫。全体的に実が少なかったです。

枝豆(大豆)自体には、根粒菌と呼ばれる土壌微生物がいます。これは、植物の生育に欠かせない窒素を大豆に供給する働きをしています。植物の生育に欠かせない窒素分。ここの畝は種まき前に有機肥料をまいて土づくりをしているため、窒素分が多すぎてしまったのでしょうか。

次回の栽培では、肥料を控えめにしてみてもいいかもしれません。


今回ご紹介した大豆3品種は、防虫ネットなしで比較的簡単に栽培できます。
播き時は過ぎてしまっていますが、興味のある方は来年栽培してみてください!