西洋赤大根の育て方のポイントは? | グリーンマーケット編集部
西洋赤大根を種から育てる方法をご紹介!育てやすい環境、種まきの時期や収穫時期、保存方法、西洋赤大根に寄ってくる害虫についてご紹介します!
西洋赤大根とは?
明るくきれいな赤がアクセントで小型の大根です。露地・ハウス栽培とも向いています。
西洋赤大根の育てやすい環境
西洋赤大根は日当たり・風通しの良い場所で育てましょう。初心者でもプランターで作りやすい品種です。もちろん畑でも栽培できます。プランター栽培の場合は深めのプランターがおすすめです。
西洋赤大根の種まき
西洋赤大根の種まき時期は、3月~4月または、9月~10月で発芽適温(芽を出すために適した温度)は20~25℃です。
1.土が乾燥していると発芽しにくいので、種を播く前にたっぷりと水をかけましょう。
2.表土から約1cmの深さに、20cm~30cm間隔で3粒~4粒ずつ種まきします。
3.種まき後は、土の表面が乾燥しないよう土の表面に水やりをしましょう。
西洋赤大根の育て方(発芽後)
<育苗のポイント>
発芽後はメリハリのある水やりを行うことで、丈夫な苗を育てることができます。「土がしっかり乾いたら、たっぷり水やりをする」この繰り返しが重要になります。
※過湿の目安は下胚軸の徒長(子葉下の軸が細く長く伸びている状態)です。
発芽して本葉が4枚~5枚になってきたら、大きくなりそうな苗を1本に残して間引きます。間引き後は倒れやすいので土寄せをするとしっかり育ちます。
<間引きのポイント>
子葉展開時に子葉の形がハート形のものを残して、奇形は間引いてください。(奇形は根の形が悪くなりやすいためです)
※本葉2~3枚目で、2本立ちにしてください。
※本葉5~6枚目で、1本立ちにしてください。
西洋赤大根の収穫時期
大根の外葉が垂れて中心部の葉が開いてきた時が収穫時期です。比較的早く育つ品種で、種まきから40日~60日が収穫目安です。
西洋赤大根の病害虫
アブラムシ、コナガ、アオムシ、ヨトウムシなどの発生が稀に見られる場合があります。見つけしだい捕殺してください。特に葉裏につくことが多いため、こまめに確認しましょう。
その中でも、特にヨトウムシには注意してください。日中は土の中で眠っていますが、「夜盗虫」という名の通り夜になると活動を開始します。野菜の葉脈を残して、やわらかい部分の葉をほとんど食べつくしてしまうため、一晩で丸坊主になることもあります。
また、コンパニオンプランツとしてのおすすめは、にんじん、マリーゴールド、ナスタチウムです。害虫を遠ざけたり、お互いの成長を助け合ったりする効果があるとされています。
西洋赤大根の保存方法
収穫後の大根はそのままにしておくと、表面が乾燥してきてしまいます。ひと手間かけることで長持ちさせることができます。
●保存方法(常温)
夏以外の涼しい時期であれば、丸ごと1本を常温で保存できます。葉を切り落として新聞で包み、涼しい場所で保存しましょう。保存期間は3週間~1か月程度です。
●保存方法(冷蔵)
丸ごと1本の場合は新聞紙で包みます。保存期間は2~3週間ほどです。カットしている場合は、ラップで包みます。保存期間は1週間~10日程度です。
●保存方法(冷凍)
葉を切り落として調理しやすいようにカットして、生のままで冷凍保存袋に入れて冷凍できます。保存期間は約1か月程度です。
西洋赤大根の楽しみ方
サラダ等の生食用として人気の大根です。一般の大根に比べ、若干柔らかみのある食感がたまらないです。三杯酢漬けにしてもおいしいです。皮は固めでごわつきがあるので、外皮は剥いて調理するとなおおいしくいただけます。
●コンパニオンプランツにおすすめの有機種子