イタリアンパセリの育て方のポイントは? | グリーンマーケット編集部
イタリアンパセリの育てやすい環境、種まきの時期や収穫時期、保存方法、病害虫についてご紹介します!
イタリアンパセリとは?
イタリアンパセリは一年草のヨーロッパ地中海産のハーブです。葉っぱが平たいタイプのパセリで、葉がやわらかく、香りや風味がまろやかです。
イタリアンパセリの育てやすい環境
イタリアンパセリは、日差しが強すぎると枯れる原因になります。夏場は直射日光を避けて、半日陰で風通しの良い場所で管理しましょう。
イタリアンパセリの種まき
イタリアンパセリの種まき時期は3月~5月、または9月~10月で、発芽適温(芽を出すために適した温度)は15℃~20℃です。
1.土が乾燥していると発芽しにくいので、種を播く前にたっぷりと水をかけましょう。
2.ポットまたはプランターへ、3粒〜5粒種まきします。(プランターの場合は20cm~25cm間隔で種まきしてください。)
3.種まき後、1週間〜2週間程度で発芽します。それまでは土の表面が乾燥しないよう、土の表面に水やりをしましょう。
<栽培のポイント>土全体に水を上げすぎてしまうと、過湿になり発芽不良を起こしやすくなります。
イタリアンパセリの育て方(発芽後)
半日陰で水を多めに上げて育てます。発芽して本葉が出てきて込み合ってきたら、間引きします。間引き菜はベビーリーフとして食べられます。ポットから畑に植え替えをする際は、根を傷つけないように優しく行いましょう。植え替え後は、たっぷりと水を与えてください。根が新しい土に馴染むまで、乾燥には注意してください。
イタリアンパセリの収穫時期
成長してきて葉が増えてきたら、大きな葉をハサミで切り取り収穫します。
イタリアンパセリは春と秋に種をまくと、1年を通して収穫ができます。また、二年草と言われているため、花茎が伸びてきたら一株は種を採るために残しておけば、翌年も種をまくことができて長期間の収穫を楽しめます。
イタリアンパセリの病害虫
イタリアンパセリは、暑さ・寒さ共に強いので育てやすい植物に思われますが、稀にハダニやアブラムシが発生することがあります。また、植物の葉などに粉をまぶしたように白くなるうどんこ病も発生する場合があります。うどんこ病は悪化すると葉が真っ白になり、植物全体に蔓延します。狭い場所にたくさん植え過ぎないように風通しをして、できるだけ水はけをよくしましょう。また、コンパニオンプランツとしておすすめなのはイタリアンパセリと一緒にナスを植える事です。害虫を遠ざける効果があるとされています。
イタリアンパセリの保存方法
イタリアンパセリは乾燥に弱い植物です。ひと手間加えて正しく保存することで、よりおいしく長く楽しめます。
●保存方法(常温)
茎の先を斜めに切り落とし、コップなどの容器に茎が浸るくらい水入れて、涼しい場所に置きましょう。保存期間は2日~3日程度です。
●保存方法(冷蔵)
水に入れたグラスに差し、ポリ袋をかぶせて輪ゴムで密閉し、冷蔵庫の野菜室で保管します。保存期間は2週間程度です。
●保存方法(冷凍)
茎と葉を分け、葉は使いやすい大きさに刻みます。その後、保存袋に入れて空気を抜いて密閉し、冷凍庫で保存してください。保存期間は1ヵ月程度です。
イタリアンパセリの楽しみ方
葉が平たいタイプのパセリなので、縮れたタイプよりも葉がやわらかく、香りや風味がまろやかです。トマトを使ったイタリア料理と相性が合います。 生でサラダに。肉・魚料理にも合います。葉より茎の部分のほうが香りが強いため、茎をブーケガルニとして使用できます。