タマネギの生育状況について
株式会社グリーンフィールドプロジェクト
白井 賢太朗 Kentaro Shirai
東京都出身。2020年岩手大学農学部卒業。学生時代にスイスの有機農家さんの元で農業研修を受けた事をきっかけに農業の魅力に惹かれる。大学卒業後は、養鶏場・野菜農家さんの元で働き、2022年10月にグリーンフィールドプロジェクトに入社。自社の畑・田んぼを運営。日々奮闘中です!
こんにちは!
グリーンフィールドプロジェクトの畑と田んぼの栽培を担当している白井賢太朗です。
弊社では、5品種のたまねぎの有機種子を取り扱っています。
先日、有機種子から育てたたまねぎの苗を自社畑へ定植しました。今回はその様子をお伝えします!
たまねぎの育苗
10月上旬に、下記5品種の種まきをおこない育苗開始!
・赤タマネギ レッドバロン
・ミニ玉ねぎ<ペアーシェイプ>
・タマネギ/黄タマネギ<ラインスブルハー>
・タマネギ/黄タマネギ<泉州黄>
・タマネギ(レッド ロング オブ フローレンス)
育苗には、弊社のオリジナル有機培養土と、乾燥防止・保湿のためもみ殻を使用しています。
生育状況の違いを確認するため、育苗箱と3号ポットそれぞれで栽培をおこなっています。
種まきから3週間後の10月下旬の様子です。
3号ポットの方は苗が長く育っています。育苗箱に比べて深さがあるためだと思います。
たまねぎの定植
種まきから約2ヵ月後の11月下旬。いよいよたまねぎの苗を畑へ定植!
苗は3号ポットの方が丈夫に育っています。
ポットから苗をとってみると、下の方に根っこがはりついています。
はがしてみると根っこがすごく長くて立派!
こちらは赤タマネギ レッドバロン。赤い部分がたまねぎとして肥大していきます。
同じように見えていたたまねぎの苗も、それぞれの特長が出てきました。
株間10cm、条間25cmで定植しました。
来年の6月以降に収穫予定です。
寒い冬を乗り越え無事に育ちますように!
今回は会社の目の前にあるハウス内で、育苗箱と3号ポットを使ってたまねぎの苗を育てました。
すぐそばだと頻繁に様子を見ることができ、管理がしやすいなどのメリットがあると思います。
たまねぎは畑で直接種まきして育苗する方もいるようです。
どちらかやりやすい方で育ててみてください!
たまねぎの有機種子
赤玉ねぎ レッドバロン
赤い色がきれいで香りが強い品種。比較的収量が多く、貯蔵性に優れます。
●播き時:9月~10月
●収穫適期:6~7月頃
ミニ玉ねぎ<ペアーシェイプ>
小さな西洋ナシのような特徴的な形をしたドイツ在来のミニ玉ねぎです。
●播き時:2月~3月、9月~10月
●収穫適期:春まきの場合は晩夏頃。秋まきの場合は6月~7月頃。
タマネギ/黄タマネギ<ラインスブルハー>
美しい丸型の黄タマネギです。貯蔵に優れます。薄くスライスしてサラダやスープや炒め物に。
●播き時:9月~10月
●収穫適期:6~7月頃
タマネギ/黄タマネギ<泉州黄>
大阪の伝統野菜。重さ250~350gほどで貯蔵性に優れている中晩生種。
●播き時:9月
●収穫適期:5月下旬~6月中旬
タマネギ(レッド ロング オブ フローレンス)
赤の発色が良く、細長い形がユニークな玉ねぎです。
●播き時:2月~3月、9月~10月
●収穫適期:晩夏頃