
こんにちは!
グリーンフィールドプロジェクトの畑の栽培を担当している、稲川です。
今年も長かった猛暑。あっという間に気温が下がり秋まきのシーズンをむかえて、一気に種まきが進みました。今回は、昨年秋まきで育てたそら豆や絹さやの栽培についてご紹介します!
ファーベ /イタリアそら豆(アグアドゥルセ スペルシモニア)

イタリアそら豆(ファーべ)は昨年、2024年11月上旬に種まきをおこないました。写真は、種まきから40日ほどの12月中旬の様子。淡い緑色の葉が個性的です。

2025年1月末。寒さの中でじっくり育っています。

種まきから120日ほどたった2025年3月中旬には少しずつ暖かくなってきたので、不織布をはずしました。背丈が伸び細かな葉になって、白い花も咲いています。

2025年5月中旬には収穫時期に。種まきから収穫までは190日ほどでした。手のひらよりも大きな莢になりました!
イタリアそら豆(ファーべ)は日本のそら豆よりも小さめで、1鞘に5~7粒の豆がつきます。収穫直後は生で食べてもえぐみなく甘みがあっておいしくいただけます。収穫から2日以内程度であれば生でおいしくいただけます。日本のそら豆同様に加熱してもおいしくいただけます。
つるなし絹さやエンドウ<白花>

つるなし絹さやエンドウ<白花>も昨年、2024年11月上旬に種まきをおこないました。写真は、種まきから40日ほどの12月中旬の様子。1条まきにしています。

2025年3月上旬。冬を越しましたがまだ肌寒い時期のため、背丈を低く抑えてゆっくり育っています。

種まきから130日ほどたった2025年3月中旬。徐々に暖かくなってきたため不織布をはずしました。背丈が60cm以上伸びるため、支柱とネットを設置しています。

その後は白い花が咲くようになり、2025年4月末にはさらに背丈が伸びました!

2025年5月上旬には収穫時期に。種まきから収穫までは170日ほどでした!その後は種取りできたため商品化することができ、今年夏より販売開始しています!
つるなし絹さやエンドウ<白花>は、淡い緑色の絹さやエンドウで、60cm以上背丈が伸びます。早生品種で、香り豊かで甘い風味があります。煮物・炒め物・和え物・スープ等、色んな料理で楽しめます。
冬の栽培ポイント

ファーべ(そら豆)・つるなし絹さやエンドウは秋に種まきをおこない、じっくり冬を越しながら翌年の春以降に収穫となります。冬の期間は気温が下がってしまうため、保温効果のある不織布をかけて栽培するとよいです。
今回は、昨年秋まきで育てたそら豆や絹さやの栽培についてご紹介しました!秋に種をまき、冬を越して春に収穫できるファーべ(そら豆)とつるなし絹さやエンドウ。作物の成長とともに季節の移り変わりを実感することができます。興味のある方はぜひ育ててみてください!
今回ご紹介した商品

ファーベ /イタリアそら豆(アグアドゥルセ スペルシモニア)
●播き時:3月(冷地)、10月~11月
●収穫開始期:秋まきの場合、収穫開始期の目安は種まきから約200日、5月~6月頃です。

つるなし絹さやエンドウ<白花>
●播き時:暖地:10月〜11月、冷地:3月〜5月
●収穫開始期:暖地では秋に種をまき冬は防寒して4月~5月に収穫します。冷地で春まきする場合、収穫開始期の目安は種まきから約50日~60日です。

株式会社グリーンフィールドプロジェクト
稲川 更平 Kohei Inagawa
茨城県出身。大学卒業後は塾講師の仕事をしていたが、友人の紹介で近所の有機栽培をしている農園に手伝いに行くようになり、農業の面白さに気付いて転職。農園では年間50種類以上の野菜を有機無農薬で育てていた。2024年11月、株式会社グリーンフィールドプロジェクトに入社。1ヵ月の研修ののち、自社の畑・田んぼの担当となる。
