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グリーンフィールドプロジェクトの本社は熊本県天草市にあります。

で、PM2.5。

2013年3月5日に、本社のある熊本県にPM2.5の基準超予想で注意喚起が出されました。

PM2.5(微小粒子状物質)の量が、1日当たりの平均値が1立方m当たり70μg(マイクログラム) を超えるおそれがある、とのことでした。

PM2.5に関する環境省の環境基準は大気中の測定値については「1日平均で1立方m当たり70μg」を暫定指針値としています。

で、3月5日の熊本県大気汚染常時監視システムで収集されている測定データを見てみると・・・

ガーン!!一日の平均70μg超えてる・・・。

次の日の3月6日以降今日までは基準を超えることはなかったみたいですし、
“ただちに健康被害を及ぼす値ではない”とのことです。

でもその“ただちに”にしても、ずっと汚染された大気を吸い続けていけば“いつかは(健康被害を及ぼす可能性もある)”とも受け取れます。
それに、基準値70を超えていたから危ない、70以下だから安心、というものでもありません。

また、PM2.5のような大気汚染物質は、大気から人体の健康に悪影響が出るだけでなく、雨に溶けて地上に降ってくれば土壌汚染、水質汚濁につながります。

例えばこのような基準値を決定する場合、有識者や研究者がこれまでのPM2.5に関するデータ、もしくは類似する大気汚染物質により影響を受けた地域のデータなどをもとに推計し、基準値を設けています。
しかし、推計はあくまで推計であり、その妥当性もとりあえず今あるデータから設定した暫定的なものにすぎません。例えば、高濃度地域の汚染結果はあっても、低濃度地域のリスクを評価できない、など、地域研究の蓄積にも限界があります。

PM2.5の問題は、中国の経済発展に伴う工業化で、ディーゼルエンジン使用規制も工場からの大気汚染も規制が整わないまま突っ走ってしまった結果、国内だけでなく近隣諸国にまでその悪影響がでています。
そして、そんな中国に先立って経済発展を遂げ、それなりの大気汚染等の問題を経験してきた先進諸国も、中国の暴走に歯止めをかけることはできませんでした。

PM2.5問題で、目先の利益や経済成長、自国や自分だけの安全に捉われず、長期的、また他とつながりのある総合的な循環を視野に入れて行動することが、企業にも個人にも、ひいては社会全体に求められていることを改めて考えさせられました。

それにしても「そらまめくん」つながらないなあ!