キャベツ類(ブラシカ属)が育ってきています!
キャベツ類(ブラシカ属)が育ってきています!
株式会社グリーンフィールドプロジェクト
白井 賢太朗 Kentaro Shirai
東京都出身。2020年岩手大学農学部卒業。学生時代にスイスの有機農家さんの元で農業研修を受けた事をきっかけに農業の魅力に惹かれる。大学卒業後は、養鶏場・野菜農家さんの元で働き、2022年10月にグリーンフィールドプロジェクトに入社。自社の畑・田んぼを運営。日々奮闘中です!
こんにちは!
グリーンフィールドプロジェクトの畑と田んぼの栽培を担当している、白井賢太朗です。
弊社では、キャベツ類(ブラシカ属)の種を19種類取り扱っています。
今回はキャベツなどの栽培の様子についてご紹介します!
キャベツ類(ブラシカ属)の種まき・育苗
昨年7月下旬に、下記11品種の種まきをおこない育苗開始。
・ブロッコリー<パープルヘッド>
・ロマネスコ(ベロニカ)
・カリフラワー・カローラブランカ
・ブロッコリー(グリーンカラブリーゼ)
・茎ブロッコリー(パープルサンティ)
・芽キャベツ
・サボイキャベツ
・とんがりキャベツ/シュピッツコール
・赤とんがりキャベツ/赤シュピッツコール<カリボス>
・キャベツ(ローラ/丸玉系)
・赤キャベツ(ロイヤルパープル)
育苗には、弊社のオリジナル有機培養土を使用しています。
生育状況の違いを確認するため、セルトレイとヤシの木生まれのエコプランター(3号サイズ)で栽培をおこなっています。
種まきから2週間後の様子です。
同じような形の苗にも見えますが、「赤キャベツ(ロイヤルパープル)」・「赤とんがりキャベツ」は茎の色が紫色っぽくなっているため、他の品種との違いが出てきました。
セルトレイと比べると、ヤシの木生まれのエコプランター(3号サイズ)の方は深さがあるため、苗が大きく育っています。
キャベツ類(ブラシカ属)の移植
種まきから1ヵ月後。
全体的に丈夫な苗になりました!苗の虫食いが少なくひと安心。
「赤キャベツ(ロイヤルパープル)」は全体的に紫っぽくなり、品種の違いが出てきました。
エコプランター(3号サイズ)の方は、さらに苗が大きくなって丈夫に育っています。
この後畑へ移植をしました!
8月末の移植で猛暑だったため、保温を保ちながら雑草をおさえる効果のあるマルチと、
防虫対策として寒冷紗を使用しています。
キャベツ類(ブラシカ属)の生育状況
苗の移植後の生育状況について、めずらしい3種類の野菜をご紹介します!
ロマネスコ(ベロニカ)
ヨーロッパ発祥の珍しい品種。カリフラワー似た食感、ブロッコリーに似た味の野菜です。
種まきから120日前後が収穫目安です。
定植から45日後。畑にも慣れて葉がぐんぐん育ってきました。
定植から85日後。虫食いもほぼなくきれいな葉になっています。
定植から115日ほど、12月末頃の様子です。
葉で覆われている中をのぞいてみると、ロマネスコの特徴的でもある「花蕾(らせん)のひとつひとつが円錐形」・「らせんを描くように配列」になってきました!収穫が楽しみです。
サボイキャベツ(マーナー)
葉の縮みが美しく、鮮やかな濃緑色のキャベツです。煮崩れしにくいのでロールキャベツなどの煮込み料理に最適。
種まきから140~150日が収穫目安です。
定植から45日後。防虫対策として寒冷紗をしていますが、葉が虫に食べられてしまっています。
定植から85日後。虫に食われていた葉が少なくなってきました。
自然の生命力はすごいですね!
定植から110日ほどたち、12月中旬頃には結球しはじめました。
一般的なキャベツと比べて、葉の縮みがや模様が変わっていておもしろい!
さらに結球しているサボイキャベツもありました。
このキャベツは霜に強い品種のため、12月の寒さでも丈夫に育っています。
赤とんがりキャベツ/赤シュピッツコール<カリボス>
鮮やかな赤色が特徴で、葉が柔らかく甘みと香りがほどよい、生でもおいしいとんがりキャベツです。
種まきから130~150日が収穫目安です。
定植から45日後。手前の株の葉はほぼ食べられてしまいました。。。
定植から85日後。丈夫な株になりました。
定植から110日ほどたち、こちらも結球してきています。
鮮やかな紫色がきれいになってきました!
今回はキャベツなどの栽培の様子についてご紹介しました!
キャベツの種まきは、一般的に春・秋の年2回あると思いますが、気温の下がってくる秋まきの方が、虫食いが少なく育てやすいのかなと感じました。興味のある方はぜひ育ててみてください!
今回ご紹介した有機種子