先日、私の住む熊本県の天草地方と島原の間に浮かぶ小さな島【湯島】を活性化させよう！という企画に一泊二日で参加しました。

この湯島、人口400人強、小中学の全校生徒12人、という小さな島。
過疎化が進んだこの島に活気を取り戻そうと、島民に市役所、県の方々、民間企業、
大学生が集まり意見をぶつけあう熱い会！が開かれました。
まるでどこかの過疎地復活TV番組のよう！？現在は、ウォーキングの島として湯島をアピールしているところですが、
近い将来は大学生の合宿などを取り込む方向で島の活性化を進めていきたいとのこと。

島の現状は、コンビニもなければ居酒屋、カフェ、食事処もなく、あるのは3件ほどの旅館だけ。
大学生や観光客にリピートしてもらえるよう、カフェの１つくらいは欲しいところで、
現在カフェ候補である船着き場の目の前の空き家を整備中です。
私が島を訪れた時には、空き家の前にある「あこう」という木を剪定していました。
なかなか立派な木で、カフェの素敵なシンボルになりそうです。

ところで、この湯島の伝統料理は【太刀魚の押しずし】。
押しずしをつくる型が各家庭に必ずあるというくらい、地元に根差した料理であり、昔は水面が銀色になるほど
太刀魚がたくさんとれていたらしいです。
今ではその数も少なく、押しずしのネタである太刀魚は今では鯛などで代用しているそうです。

湯島に限らず、地方活性化の様々な企画においては、地域の活性化も大切ですが、その地域の自然を守ることも大切です。

課題は多いですが、アイデアを集めてより良い企画にしたいですね。