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中葉春菊の種取りについて

こんにちは!
グリーンフィールドプロジェクトの畑の栽培を担当している、落合です。

鍋物・天ぷら・おひたしなど、色んな料理を楽しむことができる万能な野菜「春菊」。
今回は、2023年2月上旬よりおこなった中葉春菊の栽培から、種取りまでご紹介します!

 


中葉春菊の栽培から種取りまでの様子

昨年、2023年2月上旬の寒い時期では直播きが厳しかったため、セルトレイで育苗してから3月中旬に畑へ定植。
その後、気温が上がってきた3月上旬・3月下旬には畑へ直播きしました。

写真は、2023年3月上旬に種まきをおこなってから30日ほどたった4月上旬のもの。
まだ小さな株ですが、中葉春菊の特徴でもある「ギザギザな葉」が出てきています。

 

種まきから60日ほどたった2023年5月上旬。
きれいな緑がとてもおいしそうで食べたいところでしたが、種とりが目的のため、このまま花を咲かせていきます。

 



2023年2月上旬に種まきした中葉春菊は、90日ほどたつと花が咲き始めました!

 

2023年5月下旬にはたくさんの花が咲いていました!!

春菊の花言葉は「豊富」「とっておき」というそうです。

収穫適期に春菊を食べる場合は、葉先を摘み取りながら繰り返し収穫することが多いと思うのですが、
それを楽しんだ後には黄色いきれいな花が咲くため、2度楽しむことができます。

まさに花言葉のように「とっておき」ですね!

 

2月上旬・3月上旬・3月下旬と播き時が異なるため、生育の違いも見ることができました。

 



2023年7月下旬には、花が枯れて種に変わろうとしてきていました。
花だった部分と茎までが黒ずんでいくと、種をとれるいいタイミングになります。

 

とてもきれいだった黄色い花も、たくさんの種に変わりその役目を終えていきました。
この小さな種をまた播くと、1粒が1株になって食べることができ、そしてたくさんの花が咲いて種になっていく。

自然界はとても深いなと感じました。

 

その後、種とりした春菊は選別をおこない、発芽試験は見事合格!

2024年より、春菊の種を販売開始しています!!
春・秋と栽培できるため、ぜひ種まきしてみてください!

 

今回ご紹介した商品

中葉春菊の画像


春菊(中葉春菊)

摘み取りタイプの中葉春菊で、葉の切れ込みが細かく、肉厚で柔らかい品種です。鍋物・天ぷら・おひたしなど、色んな料理を楽しめます。

●播き時:3月~5月、9月~10月
●収穫開始期:種まきから35日程度

 

春菊(中葉春菊)の有機種子はこちら

 

 



グリーンフィールドプロジェクトでは、日本の固定種を残していきたい想いから、2017年6月21日よりSAVE THE SEED (セーブ・ザ・シード)プロジェクトの活動をしています。

現在、種苗会社のブリーダー経験者の方や、自然農法国際研究開発センターのプロの育種家の方などから技術教育を受けながら、有機の種での育種・採種に取り組んでいます。