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ハウスの中の小さな命たち:育苗を振り返って

こんにちは!
グリーンフィールドプロジェクトの畑の栽培を担当している、稲川です。

神奈川県厚木市で2024年よりお借りしている畑(里山)。この畑は木や竹に囲まれた涼しい環境でわさびを栽培しています。2025年春よりこの里山にハウスができ、本格的に育苗に取り組みました!今回はその過程を振り返ってみたいと思います。

 



2025年4月上旬にハウスができ、本格的な育苗開始!一部、会社前のハウスでは、2月下旬~3月に播種・育苗していた苗もあったためこちらへ大移動です!


 

ハウス育苗の様子

3月は気温が低かったため中々発芽しない苗もあり心配でしたが、4月に入ると日中の気温が20℃を超える日も多くなってきたため生育が進みました。写真は4月下旬の様子です。

かぼちゃ・きゅうり・バジルなど、野菜・ハーブの苗いろいろ!!

 




バジル・しそなどのハーブ類!

 

きゅうり・スイカなどの夏野菜!

 

生育が進むことにより、セルトレイで育苗している苗は下から根っこがはみ出てしまいます。苗をさらに大きく育てるために、ポットへの鉢上げをおこないます。

ちょうどその頃には自然食品を販売されている取引先様が畑の研修に来てくれ、トマトの苗をセルトレイからポットへの鉢上げをお手伝いいただきました。

 

セルトレイから抜いたトマトの苗。根っこが張り付いている=生育が順調です。

 

3号ポットへの鉢上げ。さらにトマトの苗を大きくします。

 

トマトの鉢上げから1週間後くらいの様子。トマトの苗をはじめ、さらに生育が進みました!苗半作といってもいいかもしれません!


今年の苗は自社での種取り用の栽培とともに、新たな取り組みとして、自然食品などを販売されている取引先様の店頭で苗を販売いただけることに!

 






4月下旬からゴールデンウィークの間にかけて苗の状態がよくなり、販売できることになったため無事に出荷できほっとしました!有機種子から育てた有機の苗、とても貴重です!!

 



トマト・きゅうり・かぼちゃ・ピーマン・鷹の爪・バジル・パクチーなど!!お嫁に出した気分でした。

 



今回はハウスでの育苗についてご紹介しました!

ハウス育苗のメリットは、気象条件に左右されず温度管理がしやすいこと。4月はまだまだ昼と夜の寒暖差があったため、苗にとってもデリケートな時期でした。日々気温を見ながら、時間帯によってはハウスの換気をしたり閉め切ったり、徒長気味の苗には光を当てたりなど工夫しました。

種から育苗することの難しさも感じましたが、取引先様への販売へつながったり、畑へ定植できるまでに大きく育った時の喜びはひとしおです!

 

稲川さんブログ掲載用プロフィール

株式会社グリーンフィールドプロジェクト
稲川 更平 Kohei Inagawa

茨城県出身。大学卒業後は塾講師の仕事をしていたが、友人の紹介で近所の有機栽培をしている農園に手伝いに行くようになり、農業の面白さに気付いて転職。農園では年間50種類以上の野菜を有機無農薬で育てていた。2024年11月、株式会社グリーンフィールドプロジェクトに入社。1ヵ月の研修ののち、自社の畑・田んぼの担当となる。