大島在来の種とり 埼玉県
大島在来という白綿。
伊豆大島の在来種ですが、埼玉県で種とりしてもらってます。
埼玉県加須市の戸田農園。 自然農法の篤農家で、お米を1町歩以上、
また大豆なども生産されています。
そんな戸田さんですが、大島在来はずっと取り続けていて、数年前から
弊社に種を納めていただいてます。それにしても綿花畑は不思議な空間です。
種まきついでに、繊維の農業のお話。
その昔、繊維関連の農業は綿・シルク・麻、はたまた染物の藍など、重要な農作物だったらしい。
ところが第2次大戦以降に急減、今や繊維関連の自給率はほぼゼロ。
綿の現在の卸価格を聞くと、営利生産者では考えられない安値。国内の農業としてはなりたたない。
綿は、グローバルに広がる大型農業でしかビジネスとしては成立しないようです。
おかげで私たちは安い服にありつけるのでしょうが、持続可能な農業を見直す必要が高い作物とも言えそうです。
綿花栽培の解決策はこれだ!なんて答もってるわけではありませんが、社会に横たわる問題はしっかり開示して知恵だしあいたいですね。
ちなみに、こちらは戸田農園の大豆。 こちらもグローバルな大型農業の輸入作物になってしまい、
営利農家ではとても価格が合わない作物のようです。
(株)グリーンフィールドプロジェクトでは、「Save the Seedプロジェクト」という名の下、国産有機種子の生産に取り組んでいます。
「技術あるブリーダー」と「採種を実践する督農家」と「弊社」で技術を共有し、国産有機種子の育種・採種技術を高めて参ります。
私たちの目標は、有機・自然栽培に向く生命力あふれる種を国内に普及させることで持続可能な農業に貢献することです。
そのためにはより多くのブリーダーや篤農家の知見が必要です。ブリーダーや自家採種実績者で有機種子の生産にご関心ある方は、ぜひ弊社までお気軽にお声かけ下さい。