有機のタネの専門店〜有機の固定種・在来種・自然栽培の種 F1有機種子など多数〜

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ウクライナからの有機種子

2022年2月にロシアによるウクライナ侵攻が始まってから9か月ほど経ちました。

ウクライナは、農産物の国際的な主要生産国であり、農地の割合も国土の70%と極めて多く、地理的条件や農業人口にも恵まれています。

有機農産物の生産も盛んで、2020年度、欧州が輸入した有機農産物の量においてウクライナは123か国中、第4位であり、金額にして約2億ドルに達しています。

 

しかし現在、ウクライナは慣行農業同様、有機農業においてもロシアによる侵攻の影響に苦しんでいます。

 

最も大きな問題は、各地域での農地が戦地や占領下となっており、アクセスが困難になっていることです。

また、ウクライナ市民に対して基本的な食料を供給する必要に迫られている危機的状況、サプライチェーンの崩壊、優良顧客の国外退避、そして、購買力の急速な落ち込みなどを受け、有機農産物に対する需要が極端に低いのが現状です。

 

有機の種を販売している者として何かできないか、と考えていた時、ウクライナの有機種子の会社(OrganicSeed.Top)が、現在も販売を継続しているという記事を見つけました。

早速私も頼んでみたい!と、個人的に頼んでみることにしました。

 

OrganicSeeds.TOP社のオンラインショップより

 

頼んだのはラベンダーの有機種子。

状況が不安定な中、届かないかもしれない、とも考えていました。

でも、たとえ届かなくても、日本から注文が入ったということを知ってもらうだけでいい、と思っていました。

何らかの形で、ウクライナの人たちをサポートしようと世界の人は見ているよ、と伝えられたらという思いで種を注文しました。

そしてついに!先週、ウクライナからラベンダーの種が届きました!

ラベンダーのほかに、おまけの種も2品種ついていました!

 

首都キーウの8割のレストランが開店にこぎつけたというニュースが入ったかと思えば、ロシア軍による大規模ミサイル攻撃があり再び市民が地下に避難した、など依然として不安定な状況が続いているようです。

ウクライナからの有機種子

 

ラベンダーは発芽させるのが難しいハーブですが、頑張ってきれいに咲かせたいと思います!