カレンジュラ(オレンジ)の育て方
カレンジュラ(オレンジ)の育て方のポイントは? | グリーンマーケット編集部
カレンジュラ(オレンジ)を種から育てる方法をご紹介!育てやすい環境、種まきの時期や収穫時期、保存方法、ラデラディッサラダカレンジュラ(オレンジ)に寄ってくる害虫についてご紹介します!
カレンジュラ(オレンジ)とは?
カレンジュラ(オレンジ)は、地中海沿岸が原産地の鮮やかなオレンジ色の花が美しいハーブです。草丈は35cmほどあります。日本では別名「キンセンカ(金盞花)」とも呼ばれています。
カレンジュラ(オレンジ)の育てやすい環境
カレンジュラ(オレンジ)は日当たり・風通しの良い屋外を好みます。日当たりが悪い場所だと花つきが悪くなるので注意してください。また、夏の暑さには弱く、冬の寒さには比較的強いです。
カレンジュラ(オレンジ)の種まき
カレンジュラ(オレンジ)の発芽適温(芽を出すために適した温度)は15℃〜20Cです。
●種まきの時期
温暖地:9月〜11月、寒冷地:4月〜5月です。
※気温が高すぎると発芽率が悪くなるので、夏の暑い日の種まきは避けましょう。
1.土が乾燥していると発芽しにくいので、種を播く前にたっぷりと水をかけましょう。
2.ポットまたはプランターへ、3粒〜4粒種まきします。(プランターの場合は20cm~25cm間隔で種まきしてください。)直まきもできます。
3.種まき後、1週間〜2週間で発芽します。それまでは、土の表面が乾燥しないよう土の表面に水をかけましょう。
カレンジュラ(オレンジ)の育て方(発芽後)
ポットで育てている場合は、発芽して本葉が5枚〜6枚になって来たら植え替えます。表面の土が乾いてきたらたっぷり水をかけましょう。
<栽培のポイント>
カレンジュラ(オレンジ)は直根性(根っこが地中深く枝分かれすることなく、まっすぐに伸びていく性質のこと)で移植を嫌う植物です。ポットから植え替える場合は、根を傷めないように優しく行いましょう。
カレンジュラ(オレンジ)の開花時期
・温暖地の場合
9月〜11月に種をまいて、早春から初夏にかけて花を咲かせます。
・寒冷地の場合
4月~5月に種をまいて、夏に花を咲かせます。
カレンジュラ(オレンジ)の病害虫
●病気
うどんこ病が稀に発生する場合があります。葉の表面にカビが発生すると葉から養分を吸収されるので生育が悪くなります。
●害虫
ヨトウムシやアブラムシが稀に発生する場合があります。見つけしだい捕殺してください。特に葉裏につくことが多いため、こまめに確認しましょう。その中でも、特にヨトウムシには注意してください。日中は土の中で眠っていますが、「夜盗虫」という名の通り夜になると活動を開始します。野菜の葉脈を残して、やわらかい部分の葉をほとんど食べつくしてしまうため、一晩で丸坊主になることもあります。
咲き終わった花を早めに摘み取ることで、風通しをよくして病害虫の発生を抑えることができます。
また、コンパニオンプランツとしておすすめなのは、レタスを一緒に植えることです。カレンジュラ(オレンジ)の花はアブラムシを寄せ付けない効果があるとされています。
カレンジュラ(オレンジ)の楽しみ方
オレンジ色の花びらをちぎって生でサラダに、また乾燥させた花びらをサフランのように食材の色付けに使用できます。清涼感のあるハーブティーとしてもおすすめです。抗炎症作用が期待できるので、ハーブ石鹸としても楽しめます。もちろん観賞用の花やエディブルフラワーにもできます。
●そのほかのカレンジュラの有機種子
●コンパニオンプランツにおすすめの有機種子