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日本の伝統野菜を繋ぎたい!打木源助大根の母本選抜その後

こんにちは!
グリーンフィールドプロジェクトの畑の栽培を担当している、落合です。

古くから日本各地で栽培されてきた「伝統野菜」。昔の形質に近いものを残していきたい想いから、弊社では、2017年6月21日よりSAVE THE SEED (セーブ・ザ・シード)プロジェクトの活動をしています。

昨年2023年12月に、加賀野菜の一つでもある「打木源助大根」の母本選抜(いい種を残すために一定の条件を満たした選抜をおこなうこと)にはじめてチャレンジして移植を行いました。今回は、移植後の様子をお伝えします!

 

昨年2023年の「打木源助大根」母本選抜の様子はこちら

 


「打木源助大根」移植後の様子



昨年12月上旬に母本選抜・定植してから45日ほどたった、2024年1月下旬。
寒さの影響で葉が枯れてしまっている大根もありますが、自然にとう立ちするのを待ちます。

 

定植してから60日ほどたった、2024年2月上旬。霜がおりましたが、寒さに負けずとう立ちしはじめました!

 


霜がおりたあとの様子。大根の白い花が咲くと交雑の恐れがあり、それを防ぐためにネットを設置します。

 


2024年3月末~4月中旬の様子。大根の白い花が咲き種になろうとしています。

 

2024年5月下旬には背丈が伸びて、たくさんの種がついてきました。

 

2024年7月上旬~7月下旬には、種となった大根を刈り取って干して種とりをおこないました。



まずは無事に種を取ることができて一安心!

その後は発芽試験をおこない合格したため、来年より打木源助大根の種を販売する予定です。

 

「打木源助大根」の種まき

今年も種をつないでいくため、2024年9月中旬に種まきをおこないました。当日は、地元の中学生が職場体験で弊社に来てくれ、畑では大根の種まきをお手伝いしてくれました。

大根の発芽適温は20℃~25℃。9月に入っても30℃を超える日が続き、連日の猛暑で温暖化がさらに進んでいるような気がします。発芽するか心配でしたが、種まきから2週間ほどの9月下旬には本葉も5~6枚になってきてほっとしました。

ちょうどその頃には自然食品を販売している取引先様が畑の研修に来てくれ、大根の間引きをおこないました。
様々な人に支えられながら打木源助大根が育っています!

 

種まきから40日ほどたった10月下旬には葉も伸びてきました。
大根の畝と畝の間は草生(緑肥)エリアにして、土壌の地力を高めていきます。

※草生栽培とは・・・作物以外の草を生やして栽培する農法のこと。
弊社の草生栽培の様子はこちら

 

来年も打木源助大根の種をつないできます!